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オーディオ、音楽、建築のほかメディア評、書評や日々の雑感など、ジャンルごった煮でお届けしています。
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 私は外事の専門家でもないし、ロシア語に堪能な訳でもなんでもないので、単なる一考察ということを始めにお断りした上で、グルジア情勢について考えてみる。
 
 一体どの新聞が一番的確なグルジア情勢の分析を行っているか、比較して読みこなしたのではないが、ロシア語に通じ今後ジャーナリストとして頭角を現すであろう記者のブログを参照されたい。現時点においてまだ日本国内で報道されていない、両国外務省の発表から会戦に至るまでのステップを詳らかに掲載している。
 
 http://sasakima.iza.ne.jp/blog/
 
 これによれば、大臣クラスまた政府高官レベルで両国は事前にやり取りを行っている。何の前触れもなくロシアはグルジアに攻め入ったということではまずはないらしい。

 また重要なのは、北京五輪開催時にこうした事態になったのは、2014年のソチ冬季五輪が関連しているということ。ロシア領内のリゾート地、ソチでの開催にグルジアは反対している。そしてこのソチは、南オセチア自治州を含めてグルジア内に3つある<親ロシア地域>の一つであるアブハジア共和国のすぐ西に位置している。

 なかなか複雑であるが、それぞれの位置関係は世界地図をひっぱり出してご覧頂くとしよう。

 さて第一次世界大戦以降、今に至るまでヨーロッパの火薬庫と称されるバルカンに続いて、このカフカスが次なるホットゾーンと目されるが、このエリアでの紛争について、国家または諸民族間の何より言語の違いが争いの前提条件として横たわっているものと思われる。

 『世界言語地図』(町田健著、新潮新書刊)は、かなり的確かつ簡潔にこの地域での政情不安定の要因が<言語的相違>にあると先に指摘している。

 グルジアが属するカフカス地方は、全体の面積が日本の約1.2倍程度しかない狭い地域であるが、ここで話される<カフカス諸語>の数は実に40にのぼるという。

 まずグルジア語からいこう。話者数が400万近くで、その文字は日本語の平仮名、カタカナと同様に唯一独自の「グルジア文字」を用いるらしい。グルジアには100ほどの民族が住んでいるといわれ、7割がグルジア人でグルジア語を話す。

 南オセチア自治州およびアブハジアは<インド・イラン諸語>のオセット語を話す民族が多数を占める。

 さらにグルジアの南にある、アルメニアのアルメニア語、また統一国家を持たないが約2500万の話者を擁するクルド語、そしてロシア語は<インド・ヨーロッパ諸語>、トルコのトルコ語、アゼルバイジャンのアゼルバイジャン語は<チュルク諸語>、グルジアの北にあるチェチェンのチェチェン語、アブハジアの公用語とされるアブハズ語、それからグルジア語は<カフカス諸語>とまさに百花繚乱。言語学的な系統も定かでないようだ。
(こうやって夫々をブログテキスト上で色分けするのも大変なくらいだ)

 そしてグルジア語、アブハズ語、チェチェン語は同じカフカス諸語でも互いに全く通じないという。ましてやロシア語は語派が違うのだから、通じるはずもなかろう。

 無論、言葉が違うからすぐさま紛争になるなどということではなく、日本ほどの面積の地域にジグソーパズルのようにいくつもの民族、言語が入り組んでいることが、対立や争いを招く呼び水となっているのだ。

 これは勿論、バルカン半島のセルビアにおけるコソボ独立問題にも見て取れる。

 コソボ自治州の大多数を占めるアルバニア人が話すアルバニア語は<インド・ヨーロッパ語族>であるが、この語はほぼ孤立した語派といってよいらしく、セルビア語(およびクロアチア語はほぼ同一語)は<スラブ諸語>であって、両語の関係は希薄だ。

 フランスやアメリカなどプレーヤーが増えつつあるグルジア情勢。しかしただ単に大国の動向だけに目を留めていても、より深く理解することは上述の言語的背景からして難しいだろう。民族、それから言語的相違にも関心を払わないと、紛争の原因を把握できないのでないか。

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 ソウルノートのデジタルアンプを借りて、わざわざ九州から送ってもらったのだが、返却の期日を間違えてろくすっぽ試聴することなく、返送してしまった。販売店からは『もう一回送りましょうか』と気遣ってメールを頂いたのだが、何だか地球環境に悪いことをするような感じがして申し出は断った。

 音楽が躍動する演出が巧みで、瑞々しい音色は好印象だったが、逆に癖があるようにも感じた。もう少し聴いてみたかったが、やむを得ない。

 と思っていたら、ある方から英国製の真空管のプリメインアンプを聴いてみないか、というご案内を頂いて、考える余地もなくすぐに『お貸し下さい』と食いついてしまった。品性に欠けるので仕方がない。色々なアンプを試してみたいという欲求は抑えることができない。
 
 ソウルノートからイギリスの真空管アンプへ、ドン・ジョヴァンニのようにさまよい歩く。と言ったって、次にJBL4311からどのような音が出て来るのか楽しみでならない。

 次号『オーディオベーシック』誌向けの原稿を何とか書き上げた。オーディオ誌は音楽之友社の『STEREO』以外は季刊誌だから、新聞やテレビに比べれば随分とゆったり刊行しているように感じてしまうが、逆に時間をかけて内容や文章を練ることができるというメリットがある。
 
 最近、ブログの内容がオーディオのネタから遠ざかっているようにお感じになるかもしれないが、疎かにしている訳ではありません。ある方から『ステレオサウンド』の6号あたりから30号くらいまで、実に段ボール箱2箱分を送ってもらい、それを昨日受け取った(創刊号から5号くらいは先に目を通した)。お貸し出し頂いたのだが、いつも飲み代もご馳走になり、ついでに貴重な本まで送ってもらって、感謝の念に耐えない。足を向けて寝ないようにしたい。ただし酔っ払った時はその限りではないが・・・。

 * * *

 ということで(どんなことだか分からないが、、、)、昨年の夏に引き続いて皆さんの積極的かつジェントルなご意見を大募集!お題目は『夏本番のアンプ討論』と思ったのですが、一体何を議論するのかよく分からないような気もするので、これはまたの機会といたしたく。ブログというのは私にとってはこういうことがしたくなるメディアです。夏と言えばお祭りですからね。

 去年のテーマはケーブルにしたので、今年はアンプにしようと思ったのですが、例えばデジタルアンプってどうなんだろう、というのは色々と考えていて、今、私は吉田苑からソウルノートのものを借りて聴いてみています。それからJBLの4311がよく鳴りそうな真空管アンプなんてのがあったら、それは大歓迎なのですが、真空管のヴィンテージ方向は考えていなくて、現行製品は様々な機会に接していくつもり。



 ここ1年、私自身はさして変わりもない訳ですが、ブログに関しては変遷、変化があります。そしてブログは今もってどう捉えるか悩むメディアだと改めて思っています、、、ホント難しいなあブログって、、、
バウハウス・デッサウ展

 東京上野の芸大美術館に『バウハウス・デッサウ』展を見に行った。

 各展示作品は優れて機能性を追及し、デザインやプロポーションの理想を具現化したようなものばかり。1920年から1930年頃という時代から考えるとこれは驚くべきことで(何しろ今から75年も前のことなのだから!)、平面も立体も見ていて惚れ惚れした。実際は政治状況とか純粋芸術と工芸の葛藤とか、色々なジレンマもあったのであろうが、何か<デザインの理想郷>を見たような気がした(気にさせてくれた)。
 
 パソコンなどない時代であるから、どれも鉛筆やペンで書かれていたり、手作りでアナログな感じだった訳だが、それが平穏な心持ちへと導き、心温まる映画を見た後のような癒されて満ち足りた気分にもなっていた。

 よい展示内容であった。

芸大美術館内
(※展示物ではありません、あしからず。喫茶コーナーです)
プロフィール
HN:
なし
性別:
男性
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