×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
柄にもなく仕事で忙しかったこともありますが、ここ最近、私は「ブログ」というものに対して、正直言ってある種の違和感や怖さを感じていた。するとしばらくして、例の秋葉原の事件が起きた訳です。犯行の直前まで、携帯サイトの掲示板だかブログだかに書き込みをしていたといっても、では本ブログも含めて世に無数あるブログサイト、それを運用する人が何某か犯罪性を有しているかといえば、それは「NO」です。だが、いずれにしても匿名を担保にしたこのインターネット文化については、もはや規制を加えるなりするステージにあるのではないでしょうか。これが私の(あくまでも)個人的意見です。
本ブログを更新しようと気もあまり起きなかったし、別に止めてしまってもいいかなという考えもあるのですが、実験的に始めたものだから、いましばらくは継続したいと思います。
▼『恐ろしき個の時代』(6月5日付けブログ)
▼『映画バベルを見て~個を取り巻く世界と世界を取り巻く個』(6月17日付けブログ)
▼『恐ろしき個の時代<その2>』(6月21日付けブログ)』
そういえば、このあいだ『オーディオ・ベーシック』誌が発売でした。『ステレオ・サウンド』誌も出てましたが、、、
本ブログを更新しようと気もあまり起きなかったし、別に止めてしまってもいいかなという考えもあるのですが、実験的に始めたものだから、いましばらくは継続したいと思います。
▼『恐ろしき個の時代』(6月5日付けブログ)
▼『映画バベルを見て~個を取り巻く世界と世界を取り巻く個』(6月17日付けブログ)
▼『恐ろしき個の時代<その2>』(6月21日付けブログ)』
そういえば、このあいだ『オーディオ・ベーシック』誌が発売でした。『ステレオ・サウンド』誌も出てましたが、、、
PR
先日、チューバソリストのオイスタイン・ボーズヴィークについて話をしていたら、ある人から『チューバはうたう-mit Tuba』(瀬川深、筑摩書房)を紹介された。何でも本作で太宰治賞を獲ったのだという。東京医科歯科大を出た現役の医師が書いたというので、どうせ渡辺淳一氏の後釜で恋愛ロマンス小説かと斜に構えて想定していたら、そうではない。
冒頭数ページをめくってみて、たいへん僭越なのだが、<こんなんで太宰治賞?>などと思ったのは大いなる軽率!チューバというマイナーな楽器を通じて現代女性の心理のみならず、ある特定のマニアックな趣味嗜好(本書であればもちろんチューバ演奏)に耽溺していく人間の苦悩や喜びまでも見事に描き出している。
瀬川氏の公式HPなどで拝顔すると、お世辞にも色男という感じではないのだが、読み通すと<なるほど女性というのは、こういう心理構造になっているのか>と勉強にもなる。<どうしてこんなに女性の気持ちや考え方がよく分かっているのか>と疑問も抱くことになる。場合によっては、渡辺淳一氏のような大人の男女の機微をテーマにした作品を書いても、充分にその筆力や下地、経験があるのではないかと思わせた。人は見かけによらない。
音楽の描写も素晴らしく、主人公が憧れる楽団のコンサートでは、空高く音が飛翔していく読み心地。文学賞を受賞したその理由がよくわかる。
冒頭数ページをめくってみて、たいへん僭越なのだが、<こんなんで太宰治賞?>などと思ったのは大いなる軽率!チューバというマイナーな楽器を通じて現代女性の心理のみならず、ある特定のマニアックな趣味嗜好(本書であればもちろんチューバ演奏)に耽溺していく人間の苦悩や喜びまでも見事に描き出している。
瀬川氏の公式HPなどで拝顔すると、お世辞にも色男という感じではないのだが、読み通すと<なるほど女性というのは、こういう心理構造になっているのか>と勉強にもなる。<どうしてこんなに女性の気持ちや考え方がよく分かっているのか>と疑問も抱くことになる。場合によっては、渡辺淳一氏のような大人の男女の機微をテーマにした作品を書いても、充分にその筆力や下地、経験があるのではないかと思わせた。人は見かけによらない。
音楽の描写も素晴らしく、主人公が憧れる楽団のコンサートでは、空高く音が飛翔していく読み心地。文学賞を受賞したその理由がよくわかる。
書棚にある本が気になって何冊か読み返した。『沈黙のファイル-「瀬島龍三」とは何だったのか』(共同通信社会部、新潮社)。
蘇る金狼。陸軍始まって以来の秀才と云われ、大本営参謀から終戦後、シベリア抑留。10年余り後に帰国し、伊藤忠入り。一介の社員から会長にまで登り詰めて、政界の影のキーマンと評された瀬島龍三。紙面に登場する人物もキラ星ばかりで、作戦の神様<辻政信>、右翼の大物<児玉誉志夫>、渡辺主筆が番記者だった自民党副総裁<大野伴睦>・・・。それぞれの人で一冊を構成できる人達ばかり。
ずばり、船戸与一氏による帯のコメント<日本的選良とは何か>が最も本書の、そして「瀬島龍三」を言い表すのに相応しい。戦後60年でこういう人はいなくなりつつある。それにしても共同通信の社会部というのは、こういう飛び切りの仕事をすることがあって恐れ入る。
蘇る金狼。陸軍始まって以来の秀才と云われ、大本営参謀から終戦後、シベリア抑留。10年余り後に帰国し、伊藤忠入り。一介の社員から会長にまで登り詰めて、政界の影のキーマンと評された瀬島龍三。紙面に登場する人物もキラ星ばかりで、作戦の神様<辻政信>、右翼の大物<児玉誉志夫>、渡辺主筆が番記者だった自民党副総裁<大野伴睦>・・・。それぞれの人で一冊を構成できる人達ばかり。
ずばり、船戸与一氏による帯のコメント<日本的選良とは何か>が最も本書の、そして「瀬島龍三」を言い表すのに相応しい。戦後60年でこういう人はいなくなりつつある。それにしても共同通信の社会部というのは、こういう飛び切りの仕事をすることがあって恐れ入る。
チェロの俊英、トルルス・モルクが来演することを早々に情報収集し、そのコンサートスケジュールは以下の予定の通りであることを把握し、とりあえずチケット代もかかることだし、しばらくどのホールに行くか考えるか、などと悠長に構えていた。
そして今日の朝になって、残席状況でも聞いておこうと、ノンビリと電話をかけてみると、チケット代金の順に、
●6月23日(月)武蔵野市民会館 ¥4,000円
な、なんと売り切れ。
●6月25日(水)トッパンホール ¥6,000円
Webを見てみると、<完売>の二文字が、、、
エラク焦って来た私は、すぐ近くにいる知り合いの元へ駆け寄り、上記の旨をカクカクシカジカと説明をしてアドバイスを仰いだところ、
●6月21日(土)朝日浜離宮ホール
これは今すぐ電話しなさいという指示。E-plusのサイトを見てみると、まだ残席はある。これを踏まえた上で、書棚へと走ってコンサートホール便覧を手にして、座席地図を手元に置いてすぐに電話した。「この席ってよく聴こえるところですかね?」なんてことを知り合いに途中聞きながら、何とかチケットをゲットした。八千円也。
「一万円もしないのだから、思い立ったが吉日、速攻電話しないと駄目よ」なんて力強い言葉に後押しされながら、確かにそれはその通りだと変に納得がいった事由だった。
そんなこんなで夕方になり、たまたま銀座にいたので山野楽器に行って、トルルス・モルクのCDを探していたら、バッハの無伴奏がなんと四千円超。えーいままよ、シューマンのチェロソナタも、何だかアンスネスも買っておくか、なにグリーグをベルリンフィルとやってるのか、これは買いだ、とあっという間に一万円超。
これで合計、福沢諭吉二枚がさささっといなくなった。庶民にしてみれば、なかなかに痛い出費ではありますが、背に腹は変えられない。
クラシックだ、ファンクだ、ジャズだと手広くやっている。
そして今日の朝になって、残席状況でも聞いておこうと、ノンビリと電話をかけてみると、チケット代金の順に、
●6月23日(月)武蔵野市民会館 ¥4,000円
な、なんと売り切れ。
●6月25日(水)トッパンホール ¥6,000円
Webを見てみると、<完売>の二文字が、、、
エラク焦って来た私は、すぐ近くにいる知り合いの元へ駆け寄り、上記の旨をカクカクシカジカと説明をしてアドバイスを仰いだところ、
●6月21日(土)朝日浜離宮ホール
これは今すぐ電話しなさいという指示。E-plusのサイトを見てみると、まだ残席はある。これを踏まえた上で、書棚へと走ってコンサートホール便覧を手にして、座席地図を手元に置いてすぐに電話した。「この席ってよく聴こえるところですかね?」なんてことを知り合いに途中聞きながら、何とかチケットをゲットした。八千円也。
「一万円もしないのだから、思い立ったが吉日、速攻電話しないと駄目よ」なんて力強い言葉に後押しされながら、確かにそれはその通りだと変に納得がいった事由だった。
そんなこんなで夕方になり、たまたま銀座にいたので山野楽器に行って、トルルス・モルクのCDを探していたら、バッハの無伴奏がなんと四千円超。えーいままよ、シューマンのチェロソナタも、何だかアンスネスも買っておくか、なにグリーグをベルリンフィルとやってるのか、これは買いだ、とあっという間に一万円超。
これで合計、福沢諭吉二枚がさささっといなくなった。庶民にしてみれば、なかなかに痛い出費ではありますが、背に腹は変えられない。
クラシックだ、ファンクだ、ジャズだと手広くやっている。
カテゴリー
■メールでのお問い合わせ、
ご連絡は、本Webページの最下部に設置しております
メールフォームからお願い
します。
-------------------------------
ご連絡は、本Webページの最下部に設置しております
メールフォームからお願い
します。
-------------------------------
プロフィール
HN:
なし
性別:
男性
自己紹介:
powerd by
powerd by
最新コメント
[08/15 yrndmifoaj]
[08/15 ekckyuobwa]
[08/14 clqoizbepn]
[07/19 azart47]
最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
フリーエリア
建築家の設計による狭小住宅からブログ発信中。
地下の書斎でオーディオを
愉しみ、音楽はなかでも特にJAZZ(ジャズ)を聴きます。
《お知らせ》直近の雑誌寄稿
→左記、カテゴリー《メディアへの寄稿》からご覧下さい
-------------------------------
///聴かずに死ねない!JAZZライブ盤。現代JAZZの、ある到達地点に違いないです///
●詳細はこちらから(amazon)
The Winners/Live at the Dolder Grand Hotel, Zurich/TCB/2001
-------------------------------
M's Bar/男の書斎には、クルマやテニスなどの話題が中心のもう一つの別室ブログを設けています。
地下の書斎でオーディオを
愉しみ、音楽はなかでも特にJAZZ(ジャズ)を聴きます。
《お知らせ》直近の雑誌寄稿
→左記、カテゴリー《メディアへの寄稿》からご覧下さい
-------------------------------
///聴かずに死ねない!JAZZライブ盤。現代JAZZの、ある到達地点に違いないです///
●詳細はこちらから(amazon)
The Winners/Live at the Dolder Grand Hotel, Zurich/TCB/2001
-------------------------------
M's Bar/男の書斎には、クルマやテニスなどの話題が中心のもう一つの別室ブログを設けています。
アーカイブ
リンク