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オーディオ、音楽、建築のほかメディア評、書評や日々の雑感など、ジャンルごった煮でお届けしています。
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 マイクロを改造したプレーヤー。気合が漲っている。

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 ベルウッドランシングのアンプ群。

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 レコードは1000枚収納されている。スイングジャーナルのバックナンバーも整然と並べられている。

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 JBLのユニットに、ベルウッドランシングの箱を纏わせたスピーカー。

 ただいまの時刻18時07分。新幹線が博多を出発するのが18時54分。

 果たして間に合うのか?

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 博多の屋台。地元の人はあまりいかないようだ。観光客向けの事業ということである。

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 仕事を終えて、梅林のジャズ喫茶『AMAMS』へ向かった。
天神南から七隈線で11駅、結構遠い。店のマスターに道案内をしてもらって何とか到着。『analog』誌にあった通り、本当に住宅街の外れにある。

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 これかな?

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 あ、ここだ!

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>>第3話「福岡珍道中<3>」に続く。

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 仕事で福岡に行くことになった。羽田15:20発、SKY017便に搭乗した。

 俺は不安だった。俺の耳はヤワだからだ。高度の上下にやられやすい。離陸するとすぐに、耳の鼓膜あたりが疼いて来る。やむなく耳栓を用意する。2時間くらいで福岡に近づいて、017便は下降を始めた。今度は”ばりばり”と音を立てて、耳がやられ出した。とてもつらい。我慢ならない痛さだ。

 俺は今回の旅が、波乱に満ちるような気配を感じた。

 着陸すると、アナウンスの声がほとんど聞こえない。飛行機に乗るといつもこうなのだ。欠伸をしても抜けない。
「こりゃ、まずいな」
 俺は入港のゲートをくぐり終えて、空港内にクリニックを見つけ、救いを求めた。
「あー、腫れているね。鼓膜のところが真っ赤だよ。」
「飛行機の昇り降りが苦手なのです。」
「さっき、熱を計ったら37度あったみたいだけど、喉も見せて。あー、腫れているね。風邪だわ。あれ、自覚ないの?」
「えっ、風邪をひいていますか?いつも鼻水はよく出るのですが、埃やハウスダストのアレルギーがあるので・・・」
「まあ、いずれにしても、耳も風邪も薬を出すから全部飲んで下さい」

 俺は、このお医者さんの物言いが何となく気に入らなかった。

「煙草が良くないのは分かっていますが、普段あまり薬は飲まないようにしているのですが・・・」
「君、アレルギー持ちで煙草を吸って、これから抵抗力は落ちる一方なんだから、まあこれからは薬のお世話になるのだなあ。薬は飲まない、なんて言っていられなくなるよ」

 何だか親切にアドバイスをされているというよりも、脅されているような気がして、俺は内心むかっと来ていたが、そこは俺も大人だ。相手はお医者様である。素直に従った。
 しかし、診察を受ける前にまず最初、”仕事で飛行機にはよく乗るのか”と聞かれた後に、”福岡は初めてか”などと質問を受けたのだが、それとなくこの患者がもう一度来るか否かを探っていた向きもあった。考え過ぎだろうか。結局、たっぷりと5種類の飲み薬をもらった。

 俺はやむなく復路の福岡発東京行きSKY024便をキャンセルし、新幹線へと変更することにした。
 俺はスカイマークのカウンターの女性に、耳の不具合と空港内の医師に診てもらった旨を伝えた。

「診断書がないと全額返金はできないですよぉー。診断書はお持ちですかぁー」

 持っている訳がない。医者にかかって診断書を一々もらうことはしないでしょう、普通。空港内なのだから、医院へ電話をかけて確認して欲しいと伝えた。俺は別に嘘をついてキャンセルをしたいのではないのだ。
「お医者さんがもう6時を過ぎて閉まっていますね。電話に誰もお出になりません」
「仕方がないですね。では、薬の処方箋と領収書で診断書の代わりとはなりませんか」
「いやー、基本的には診断書がないと、キャンセル料は頂くことになってしまいます」

 俺は、急性航空中耳炎なのだ!頼むよ、お姉ちゃん。

「お手数をおかけして大変申し訳ありませんが、上司の方へ掛け合ってもらえませんか。場合によっては、直接お話をさせて頂いても結構ですよ」

 三千数百円のキャンセル料が惜しいのもあるが、それ以上に事務的な対応に閉口していたのである。やんわりとお願いをすると、笑顔で
「今回は特別に全額お返しさせて頂きます」

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 ふー、何とかなったが、次は新幹線のチケットを取らねばならない。急いで博多駅に向かった。どうでもいい話であるが、地下鉄に乗って駅名の看板を良く見ると、駅毎にあしらってあるマークが違う。何だか遊び心というか、気持ちの余裕みたいなものを感じる。
 翌日の18:54博多発23:45東京着、のぞみ52号の席が取れた。N700系のお陰で博多から東京までは約5時間ほどだ。空港での待ち時間や空港までの移動時間などを考えると、飛行機に決定的なアドバンテージがあるという感じでもない。


>>第2話「福岡珍道中<2>」に続く。

静寂の間_190714

 ただいま、午後11時50分。台風4号が北上中で四国、九州などが暴風域に入った。

 こちら東京も一日中、雨だった。家人が旅行中のため、昼から思う存分レコード三昧であった。雨は好都合だ、大音量を雨音が消し去ってくれるから。

 昔から雨の日に車を運転するのが好きだった。なぜだろう。車が雨に濡れるのから守ってくれる頼もしい相棒のように感じるからかもしれない。家にいれば、それは快適で心地いい揺り籠となる。

 外出するのが億劫だ。かろうじて、クリーニング屋に行ってシャツを取って来たり、定食屋に飯を食いに行くのがせいぜいだ。休みの日の雨というのは、こういう何でもない日常の中で、家人やら音楽やらから多くの滋養をもらっていることを、部屋で上手に分からせてくれるような気がする。

静寂の間_190714_2


 吸音材を縦に二つ並べてみた。これまでは一つだけ置いていたので床から音が出て来る感覚があった。二枚にすると当たり前だが、音を吸収して発する位置が高くなる。オーディオコンポーネントには背の低い椅子に座って相対しているのだが、眼の前で演奏しているというよりも、オペラのホールではないが、中二階席から見下ろしているようなところがあった。オヤイデの電源プラグが入っていた小さな円柱状の箱の上に設置して、だいたい70センチくらいだ。床から耳の高さが、測ってみるとだいたい85センチだからまずまず丁度いい具合だ。

 ジャズばかりで、ちょっと耳疲れしたところで竹内まりあの『デニム』をCDでかける。ラジカセみたいな装置でもそこそこ良く聴こえるように録音アレンジされたアルバムというのは再生が難しいなあ、と思っていたら何となくアナログライクでぼちぼちの音が出て来た。理由は分からないけれど、これも雨のせいなのだろうか。


 
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