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艶っぽく、コンクリート打ち放しの大空間で響いているような音色を持つ。ベリリウムという特殊であろう金属の仕業なのか。トゥイーターの振動板素材として採用しているのだという。日本のオーディオメインストリームにあるメーカーが奏でる、透明で明晰かつ現実的だが、何か音に味付けを加えることが“悪”であるような潔癖さに比べれば、このフランスのスピーカーはややもすると、やらしくてセクシーな音を出す。水も滴るというか、“濡れた”感じを受ける。さすが大人の国フランスからやって来ただけのことはある。先日の仏大統領選挙で勝利したサルコジ氏だが、奥さんは半年前にどこだかの国の実業家と駆け落ちして半年間、家を留守にしたそうだ。苦悩する様子の彼は「フランスのどの家庭でも起こりうることが自分に起きた」とコメントし、国民は大統領の卵に親近感を持ったという。かつての政敵は、「家の中で妻をつなぎとめておくような魅力もない者に、市民を魅了することができるのか」と手厳しい。政治の中にセクシャルなことを含んだって、パリッ子(パリだけでないだろうけど、パリという言葉は何だか洒脱で自由を謳歌する印象を持つ都市の名だ)には「エ・アロール」とばかりにそれがどうしたといきり立つこともない。そんな国柄からすれば、肉感触のちょっとエロティックな音色がふさわしいのかもしれない。
Micro Utopia Beのセクシーサウンドを人によっては、余計な装飾をしていると指摘する人もいるかもしれない。しかし、音楽を聴くことは非日常の、日常のあれこれ由無し事を忘れて没頭するためだと考えるなら、このスピーカーはとてもマッチする。
数万円のミニコンポで音楽を楽しみたいというなら、別に“ケ”を求めている訳でもあるまい。そこに“ハレ”を希求するからこそ大枚をはたくのではないか。
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