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自民党の参院選での歴史的大敗に呼応するように、我が政権の基盤たる地下のオーディオルームも“カビ”に侵食され、瓦解寸前である。
何となく感づいてはいたのだった。あえて放置していたという訳でもない。昨年の冬から新居に住み始め、半年を経て入梅した。当然なのだが、外部環境は目まぐるしく変化を続けている。“美しいコンクリート打ち放し”にとって、梅雨は他でもなく大変厳しい外的自然条件だ。“コンクリート打ちっぱ”は、確かに見た目は格好が良い。しかし、乾いて真の完成を迎えるまでに相応の年月を要する。しばらくの間、その構成要素にそもそも含まれる“水分ら”が好き勝手に暴れる。外観の美麗さとは裏腹に、除湿機をがんがん回して強制的に湿気を収容するとか、扇風機でどんどん水気を屋外に追いやるとか、仕事のできるスタッフがばりばりと実務をこなして手助けしないと単なる理想物と化してしまう。トップリーダーによるしっかりとした統制、管理が必要なのだ。
荷物を段ボールに入れて、壁に沿って平積みしていた。それから結構な量の書籍、雑誌を無防備に壁に這わせていた。さすがにこれは湿気にやられることを予想して、スノコを壁一面に設置した。むろん、何より大切なレコードが入ったラックの後ろ側にも忍ばせた。除湿機、扇風機も使用してはいた。しかし、結果的には抜本的な施策を施していなかったことになる。
緑、茶、白。色鮮やかなカビが跋扈し、スノコには菌糸がかかり、段ボールに入れておいた鞄にはキノコが生え、ヤナギサワのアルトサックスが入ったケースには雨に濡れた後の車のような斑点が浮き出ていた。
惨敗だ。
徹底した対策が必要だ。求められているのは“反省”ではなく、カビ退治の“具体的なアクション”である。早速、東急ハンズへと車を飛ばし、エタノールと新たな段ボール、スノコを購入し人心を一新した。当面、部屋のインテリアがどうこう、などと腰高なことは言っていられない。全ての荷物を壁から離した。まるで引越して来た時と同じような混乱が“静寂の間”を支配している。仕方あるまい。
この土日は、2種類のTMD入門ケーブルとZucable『Wylde』を、CECのCDプレーヤーと47アンプの間に結線して比較試聴しようと悠長に構えていたが、世の流れに感応してそれどころではなくなってしまった。
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湿気対策
GRFです。二ヶ月前の記事へのコメントですが、やはり地下室の除湿は一筋縄には行きませんね。原因は二通りです。一つはまだ、コンクリートが乾いていない。これには数年は掛かります。今ひとつは、高温多湿の夏の気候です。湿気を伴った暑い空気は、地下室の冷たい壁に触るとたちまち結露します。コンクリート打ちっ放しはそれが顕著ですね。お住まいの方ではクーラーをお使いになられていないのですか?だとすると相当な湿気が貯まっています。それが、地下室に下がってくると飽和して結露を始めます。対症療法は、締め切って除湿器をがんがん掛ける。根本的な療法は、やはり打ちっ放しを止めて断熱効果と除湿効果のある壁にする。地下室の温度を上げて飽和しないように気をつけるのが効果があるかも知れません。コンクリート打ちっ放しはインテリアには良いのですが、音響的には音も飽和していますね。
捻挫?打撲?湿気について
GRFさん、アドバイス有難うございます!
現状を申しますと、資金が足らず地下室にエアコンを備え付けておりません。また結露はしていないと思われます。通気をよくするために、【ドライエリアの窓】と【入り口のドア】を開けて、除湿機1台と扇風機2台を稼動させております。これをコンクリートが乾いていないことへの対処としつつ、夏の高温多湿という、もう一方の課題を並行して処理するのが大変テクニックを要するのではないか、などと思っています。コンクリ打ち放しへの直接処置を施さないとすると、エアコンを入れるしかないのですかね?打撲、捻挫ではないですが、冷やせばいいのか温めればいいのかも、難しいところです。。。
現状を申しますと、資金が足らず地下室にエアコンを備え付けておりません。また結露はしていないと思われます。通気をよくするために、【ドライエリアの窓】と【入り口のドア】を開けて、除湿機1台と扇風機2台を稼動させております。これをコンクリートが乾いていないことへの対処としつつ、夏の高温多湿という、もう一方の課題を並行して処理するのが大変テクニックを要するのではないか、などと思っています。コンクリ打ち放しへの直接処置を施さないとすると、エアコンを入れるしかないのですかね?打撲、捻挫ではないですが、冷やせばいいのか温めればいいのかも、難しいところです。。。
湿気対策
クーラーが無いと、確かに夏場は難しいかも知れませんね。コンクリートが乾いていない状況では、やはりガンガン除湿するしか有りません。また、換気をしたりドライエリアがある場合、湿気がそのまま入ってきます。それが外気より冷たい壁に当たると結露をします。絶対的に湿度を下げるしか対策は有りません。すなわち使っていないときは、多少除湿器で温度が上がっても部屋を閉め切ってガンガン除湿器をかけることです。ひどいときは一日に二回も水を出さなければなりません。そうして部屋の湿度を下げれば、乾いていきます。夏場部屋を使うときは、暑いしうるさいから除湿器を止めて外気を入れなくてはなりませんね。その後は、また必ず締め切って湿気を取ってください。冬場になれば空気も乾きます。それでも湿気が有る場合は、それはコンクリートから出る湿気です。通常は湿気のある外気を入れるから結露するわけです。いずれにしても空気が乾く冬場までの辛抱です。湿気むんむんのシンガポールにて。
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