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オーディオ、音楽、建築のほかメディア評、書評や日々の雑感など、ジャンルごった煮でお届けしています。
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 『R25』はリクルートが発行するフリーペーパーである。昨日から配布になった“N社”特別号が出色の出来映えだ。

 仕事柄、地下鉄構内のラックに設置され配布される各種の媒体には目を通す。正直に言うと、「まあ『R25』でしょ」みたいな、どこか軽量級の無料誌だと値踏みしていたことは否めない。ところが、だ。今回の特別エディションは、僕の見立てでは今までで最も完成度の高い『R25』であった。侮れない。いや、見事だと僕は感じた。

 N社がキャラクター起用しているKタクの広告がずらりと並ぶのは当然としても、あれだけ立て続けにKタクのページがあると、やはり壮観だ。だが、今回の号の見所はそこではない。

 N社出身の東大工学部教授をブッキングし、取材している。NHK『プロフェショナル』にも取り上げられた、こういう異才とも言える人材を育てる企業風土があることを、誌面に登場させることで何よりも雄弁に語っている(つまりは次なるS製作所の田中さんだ)。このフリーマガジンの読者は25歳前後の若いサラリーマンだ。転職の盛んなこの世代が読めば、N社は魅力的に映るに違いない。今号は人材募集広告の意味合いも多いと見る。

 更に、巻末にはTVCMのテーマソングを歌う山下達郎のインタビューも載せている。音楽制作の現場で、機材がアナログからデジタルに変わる潮目で苦労した話など、いかにも山下さんならではだし、ピタリと今回の『R25』の企画趣旨に沿っている。

 兎にも角にも、こういう風に“ピタリ”とアプローチショットでグリーンを捉えるばかりか、ベタピンで来られると、その力量には舌を巻くというものだ。こういうショットは偶然出るものではありません。やるなー、R25。僕は読後、清々しささえ覚えました。


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 本ブログのアクセス解析をしてみると、ブックマークをして頂いている方とは別に、GOOGLEやYAHOOからキーワード検索でアクセスする人も多い。

 例えば、昨日のアクセス状況をみてみると、ページビューが164、訪問者数は81人(忍者ツールを使用)。そのうちでブックマークなどで22名、すると残り59名は検索サイトからの来訪と思われる。以下が上位5位のキーワードであった。

1[Yahoo!JAPAN] 男の書斎 14.6% (6)
2[Google] XL-Z999 4.8% (2)
3[Google] アジアン インテリア カーテン 2.4%(1)
4[Google] オルトフォン 御影石 2.4% (1)
5[Yahoo!JAPAN] 4311A JBL 2.4% (1)

 3位以降は1件(名)の検索語が続く。表記される順序はさして意味がないように思われる。ほとんどがオーディオに関連した語、建築・住宅・インテリアに関連した語のいずれかだ。

 いずれにしても最も多い検索語は「男の書斎」である。何とも心惹かれる言葉で、僕はブログのタイトルに盛り込んだくらいだから、そのフレーズから発想されるイメージとか雰囲気をとても気に入っている。

 この語でサイト検索をしている方達は、どのような情報を求めているのだろうか。広さ、設けるのにかかった費用、どのようなインテリアにしているのか、場合によっては<リンボウ先生の書斎術>のような書籍を読んでいるかもしれない。人の本棚を見れば、その人の<way of thinking>が分かるし、レコード棚を眺めれば、その人の<delight of life>が伝わる。

 時に、インターネットは上記のようなことが自動的に分析できるという意味で大変に便利である。明らかにテレビや新聞や雑誌とは性格が違うことを実感できる。

 で、四の五の能書きなどいらぬ、お前の部屋(書斎)の写真や映像さえ見れればいいんだという方のために、テレビの取材を受けることにしました。僕が自分で撮影して文章とともに紹介するよりも、断然客観的で分かりやすく編集して情報発信してくれるに違いない。ただし、テレビというのは顔出し、実名なのであって、本サイトを含めた多くのブログの場合、適当なハンドルネームやペンネームを付与してどこの誰だか分からない形式で情報を送り出しているのだから、両者はやはり性格が異なる。という意味ではこの先に拙ブログでレポートすべきかどうなのか微妙なところではありますが、、、

 今日のニュースによれば、女性最年少で中原中也賞を受賞した『最果タヒ』さんは京都大学の理系の学生さんとのことだが、静かな学園生活を送るために、本名、学部、学年は非公表にしているそうだ。顔は今日付けの新聞各紙に掲載されたから、そのうちに静かでなくなってしまうのではないか、といらぬ心配を存じ上げる訳ではないが、したりしている。


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 『analog』誌の巻頭カラーにコブクロの黒田氏(我が家では大きい方の人と呼ばれている。そう呼ぶ人も多いかもしれない)が登場していて、アナログの魅力を語っている。タモリ倶楽部では高級オーディオの回に出演したそうだし、僕は実にいいことだと思う。

 レコード大賞を獲ってトップアーティストの仲間入りをしたのだから、今後のオーディオシーンを牽引するにふさわしい人物だろう。『Lapita』誌のアナログ特集には松任谷正隆氏が出ていた。

 こういう歌い手とか音楽プロデューサーがオーディオを語って、オーディオがマニアによる偏狭的な趣味でないことを喧伝することは非常によいことだと思うし、『analog』誌の戦略は非常に上手だ。コブクロファンがこれで少しでもオーディオファンになれば、雑誌の購読層が広がるのだから。

 さて、その『analog』誌をめくっていたら、三宮麻由子さんが誌面にエッセイを寄せておられた。

 僕は拝顔して懐かしい思いになった。今から4年か5年前のことだったか、ある大手出版社の継続事業で、全国の高校を作家の先生が講演して回るという仕事でご一緒した時のことを思い出した。東京のご自宅へお迎えに上がり、電車で茨城へ向かい、その足で一校目でご講演いただき、一泊して翌日に別の高校でお話し頂いて、帰京した。その旅の道中をふと思い出したのだ。
 
 よく気がつく出版社の女性編集者と広告代理店の女性の二名がいたので、身の回りのお世話は心配がなかったのだが、スケジュールをスムーズにこなしていくために、やはり三宮先生の目が不自由であることは、事前の段では少し不安であった。
 
 しかし、体の不自由というハンデをもろともせず、著作活動を進められ、同時通訳もこなされる頭脳とバイタリティーにすっかり敬服した。逆に僕のスケジュール管理能力の方がよっぽど心配だった。三宮さんの半年前に、新井満さん(『千の風になって』がヒットする前のことです・・・)と奈良へ同じ仕事で帯同させて頂いていた。だから私は移動のスケジューリングやお食事の席の段取り、学校との対応など少しは慣れていたつもりであったが、至らぬ点も多々あったように思う。だが、三宮先生は文句一つ言わず、笑顔でいらした(だから僕は三宮さんに菩薩の印象をもっている)。

 誌面と同様に、講演でも鳥の鳴き声をよくよく観察すると違いを聞き分けられるようになるとお話しされた。その鳴き声を実演されて高校生諸君も驚いていた。目で見えなくとも耳で見て感じるという<感性の大切さ>を教えていらした気もする。もし今度お会いする機会があって、僕の声を聴いて覚えていらっしゃったら、また感服するに違いない。

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