忍者ブログ
オーディオ、音楽のほかメディア評、書評や日々の雑感など、ジャンルごった煮でお届けしています。
■◎オーディオファン探訪
 杉並区は東京23区の中で緑地の割合(緑被率)が比較的高く、練馬区に次いで2位だという。言われてみれば区民農園や生産緑地というのがいくつも点在していて、春などにそこの脇を通ると気持ちがよい。

 車で10分ほどの近くに住んでいらっしゃる『GRFの部屋』さんのお宅を訪れた。家の前に公園があって緑が多く、車通りが少なくて静かという住宅地として抜群のロケーションにある。とても立派な建物で、これに比べると小宅のような狭小住宅は気恥ずかしいものである。

 さてオーディオであるが、充分すぎるほどの専用スペースが確保されている。間仕切るものがないので、とてもゆったりとした空間だ。部屋の前方の両端に、タンノイGRFが鎮座している。その姿は、いまの製品が失いつつある<威厳>の芳香を放っている。ドライブするアンプはサウンドデザインのデジタルアンプ<FoB>だ。これをパワーアンプとして使い、プリは茶色い木目の筐体をした真空管アンプを選んでいる。

 しかし、そう単純なシステムということでは勿論なく、他にも様々な各種の機器が控えている。先日は名機トーレンスTD124にトーンアームがSME3009、カートリッジがヴィンテージのベンツマイクロという組み合わせに、オルトフォンのシンプルなトーンアームにこれも古いSPUという贅沢な聴き比べをさせて頂いた。細かく言えば、その間にはオルトフォンやミリタリーな雰囲気の昇圧トランスを各々選んでつないだり、針圧やアームの調整を素早く的確に実行された。

 そう、ここはオーディオ実験道場なのだ。

 我が家へお招きして音を聴いて頂き、瞬時に私の好みみたいなものを把握された。そしてオルトフォンのペアの賑やかで生き生きとした再生を振舞って頂いた。これもオーディオ実験の一環として行われたものだ。むろん実験は成功である。加えてドヴォルザークのチェロコンチェルトのうち、セルとフルニエによる演奏のもので、オリジナル、セカンドプレス、日本版と貴重な盤を続けて聴くと、その違いがよく分かった。

 道場主として、客人がやって来たら、豪華な料理=<いい音>を振舞うだけの鍛錬と経験、またサービス精神を持っていらっしゃるのだと思った。当方は道場に通う一生徒ということになろう。



 上述は5月の清々しい季節の頃に伺った時のことで、それから最近では小型スピーカーでちょっとあり得ないくらい広大な音場を描くことを実現されたり、訪問させて頂く度に驚きがあって、道場主としての腕は冴えるばかりとお察しします。ブログ『GRFの部屋』の記事に、<大事なのは、安易にお金で買うのではなく、自分で実験して納得しながらゆっくりと進んでいく気持ちです>とあって、唸った次第です。
 
 その記事を拝読している時に、「実験」のフレーズから、そういえば前にお邪魔申し上げた折に感想をしたためたことを思い出し、この記事をアップさせて頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。
PR
プロフィール
HN:
なし
性別:
男性
自己紹介:

powerd by


最新コメント
[08/15 yrndmifoaj]
[08/15 ekckyuobwa]
[08/14 clqoizbepn]
[07/19 azart47]
最新記事
最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター


お天気情報
フリーエリア
建築家の設計による狭小住宅からブログ発信中。
地下の書斎でオーディオを
愉しみ、音楽はなかでも特にJAZZ(ジャズ)を聴きます。

《お知らせ》直近の雑誌寄稿
→左記、カテゴリー《メディアへの寄稿》からご覧下さい
-------------------------------
///聴かずに死ねない!JAZZライブ盤。現代JAZZの、ある到達地点に違いないです///

The Winners/Live at the Dolder Grand Hotel, Zurich
●詳細はこちらから(amazon)
The Winners/Live at the Dolder Grand Hotel, Zurich/TCB/2001

-------------------------------


M's Bar/男の書斎・別室

M's Bar/男の書斎には、クルマやテニスなどの話題が中心のもう一つの別室ブログを設けています。
バーコード
Copyright © M's Bar/男の書斎 All Rights Reserved.
Powered by Ninjya Blog / ブログテンプレート by naminorito
忍者ブログ [PR]
[PR]Samurai Sounds