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chris botti

 クリス・ボッティーは見た目がいい。トランペットを吹く様も絵になる。売れないはずはない。






 ストレートアヘッドなジャズミュージシャンとは仕分けされないのであろうが、私はそこを評価したい。偏狭なジャズ畑の中にのみ活路を見出すのではなく、ブレッカー兄弟ともアレサ・フランクリンともYO-YO-MAともスティングとも共演するというのがいい。いやむしろ、他のジャズトランペッターではスティングとタイマンを張ることも、お呼ばれすることもないであろう。

 私は常々、ジャンルの壁を超える力を持った人間、ジャンルの地平を広げるパワーを有するミュージシャンに惹かれる。クリス・ボッティーもまさしくその一人だ。



[余談]
 1962年生まれが本当ならば!?、今年47歳!!!。えー、まさか、この風貌で???若すぎやしないか,,,
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 最近、このマーク・アンソニーの曲ばかり聴いている。サルサというかラテン・ポップスなのだが、夏によく似合う。スペイン語はさっぱり分からないから、タイトルでさえどういう意味なのか理解していないが、そんなことはどうでもいいやと思っている。オペラを楽しむ人のうち、どれほどがイタリア語を理解していよう。言葉が耳に心地よく響けばそれでいい。

 マーク・アンソニーの声は、《センティミエント》という表現を用いるようであるが、《深い悲しみ》を携えているように感じる。なぜ彼の歌声に惹かれるのか、その理由はつまり《哀愁》を帯びているからなのであった。ただ単に<何だか生きずらいなあ…>とかいうことではなく、移民であるプエルトリカンの歴史の悲哀みたいなものを彼の声が代弁しているのだという説明には大いに納得がいく。

http://itsunire.blog.shinobi.jp/Entry/205/
yukka eskola

山野楽器に置いてあって、買い求めたユッカ・エスコラの新譜、『WALKOVER』。フィンランドCAFEを主催するフィンランド政府観光局の方も、クラブジャズが好きな後輩の奴も、”ユッカ・エスコラはお勧めですよ”と前に言っていた。

果たして、ジャケットには「『21世紀のCTI』をテーマに、ジャズ、フュージョン… …多様な音楽をスタイリッシュに包み込んだ、21世紀型ジャズの定番!』とあって、リスペクトしているというフレディー・ハバードそっくりのフリューゲル・ホーン、トランペットを披露している。

ストリングスやフェンダーローズを有効に駆使して70年代テイストをうまく表現している。だが、CTI風といっても、だったらCTIを聴くよ、と言いたくなるのであって、聴いてからしばらくは耳を慣らすことが必要だ。そうすれば、この『CTIの新譜』を気に入ることになろう。

1978年生まれと若く、シベリウスアカデミーに進んだというから、さながら日本でいけば東京芸大卒のジャズトランペッターというところか。そういえば、京都大学工学部に入学し文学部を卒業した近藤等則氏は一時期、アウスレーゼのCMなんかに出演して、オシャレJAZZミュージシャンの道を歩んでいたが、最近では哲学者みたいな風貌で、『地球を吹く』とか随分難しいことをやっている。いらぬ(的を得ない)心配かもしれないが、エスコラ氏には真っ当な成長を遂げて欲しいと願っている。

なぜなら、『ジャズ』と『クラブジャズ』のあやふやな地平の上に立ってトランペットを吹いていくことが、これから先も続くのであろうから。そんなジャンル分けなど、吹き飛ばして欲しいと思うし、彼なら楽勝なのかもしれないけれど。

JUKKA ESKOLA/WALKOVER/TACS RECORD/2009


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