■◆メディア評
[2024/11/23] [PR] (No.)
[2010/05/17] スイングジャーナル休刊 (No.262)
[2010/04/25] いま一番面白いテレビ番組~『TopGear』~ (No.261)
[2010/03/24] 私、雑誌の味方です《その3》~『ステレオサウンド』直近号~ (No.253)
[2010/03/21] 『stereo(ステレオ)5月号=次号』予告 (No.249)
[2010/05/17] スイングジャーナル休刊 (No.262)
[2010/04/25] いま一番面白いテレビ番組~『TopGear』~ (No.261)
[2010/03/24] 私、雑誌の味方です《その3》~『ステレオサウンド』直近号~ (No.253)
[2010/03/21] 『stereo(ステレオ)5月号=次号』予告 (No.249)
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先ほどまで会社でウダウダとしていたら、共同電で『スイングジャーナル』休刊の速報があった。
http://mainichi.jp/enta/art/news/20100518k0000m040035000c.html
こうしてまた一つ灯が消えた。私は愛読者でも何でもなかったが、日本のジャズ文化を支えたであろう雑誌媒体がなくなる。
また、二玄社は『NAVI』に続いて『カ-グラフィック』誌を外部委託にすると直近号で報告していた。現編集部員のほとんどが同誌を後にするともあった。
文化を下支えした趣味系雑誌は風前の灯である。それを単純に文化衰退と断じてはいけないのだろうが、心情的にはやはり衰える一途であるように思う。これは悲しいことであるが、おそらく今後ますます休刊の知らせは増加するだろうとも察する。
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BSフジでこの4月から『TopGear』の放送が始まったが、抜群に面白い。YOUTUBEで検索すると、これまでにご当地イギリスで放映された映像をたくさん見ることができる(私は何度も笑い転げた)。
上図で中央に立つジェレミーがメインパーソナリティー。辛口毒舌、イギリス的諧謔精神に満ちて、ユーモアたっぷり。気にいらない車はバッサリ斬り倒す。コマーシャリズムの浸透した日本のテレビ番組ではあり得ないことを先導する。例えばYOUTUBEには、機関銃で好きでない車をハチの巣にさせている映像がある。過激だ!ハイブリッド車はお嫌いなようで、その話題になると顔をしかめる。車好きで何が悪いというスタンスがいい。ワンボックスカーをオープンカーにするべく、車体を電気カッターで分断する、ハイラックスを水陸両用車にするために船用のエンジンを取り付け入水する。日本では絶対できない。
本国では国営BBCで放送されているのだから驚くほかない。
おバカなチャレンジ以外は、見事な映像美で番組は構成される。コマーシャル映像と見まがう美しいカメラワークが光る。
ジェレミーの両脇を固める二人も愉快で、左のリチャードはWebによれば、本番組の企画で時速300kmオーバーのモンスターマシンで最高速を狙うトライをして、その際タイヤがバーストし、意識不明の重体になって脳に障害が残るかもしれないほどの大事故を経験したという。まったくもって気合が違う。
右側にいるジェームスは、どうにも素っ頓狂で勘違いな話題を提供する変わり者風なのだが、いちいちギャグが面白い。
イギリスという国の、懐の深さに敬服したくなる。ちなみに30年以上も続く人気長寿番組だという。
私は毎放送を2回見直すほど癖になっている。中毒性が高いので視聴する方はご注意のほどを・・・。
●放送案内 BSフジ
毎週金曜 24:00~24:55/(再)毎週土曜26:30~
『ステレオサウンド』(以下、ステサン)の最新号を書店で立ち読みしました。その感想を好き勝手につらつらと書きます。正直申し上げて、ブログだから好き放題言ってしまってもいいだろう!という浅はかな魂胆です。
まず始めに少し前のこと、某誌の編集部に立ち寄ったら、その《ステサン》が置いてあって、時間がなかったので最初の方のページだけペラペラとめくり、「いい音を身近に」なんて特集タイトルが。そしてカット写真などを見るにつけ、「あれ、どうもいつもの《ステサン》じゃないっぽいな…」と思ったのです。オーディオ誌にそろり関わっている私でなくとも、両誌を読み比べている方なら、これは大抵分かる《ステサン》の変化だと言えるでしょう。
随分とオフェンスラインを下げてきたな、「一見さんお断り!ド素人の入室を禁ずる!」の神々しい看板を下ろして、鉄のカーテンを開くというのか?これまでのステイタスに立脚するばかりでなくて《ステサン》も変わろうとしてるんだな、いやはや《ステサン》もまた雑誌不況で悩んでいるのだな、と私の眼には映りました(決して揶揄しているのではありません、あしからず)。
するとここに今の《ステサン》の悩みどころが記述されてあって、実に苦しい立場を吐露している。とても率直な告白、アウトプットだと感じました。何と言っても業界のオピニオン誌的存在な訳です。これまでのオーディオ文化を、ある部分《ステサン》が引っ張って来たということに異論を唱える方はそう多くはいないでしょう。そういう雑誌が悩みを披露するのは、相当に勇気のいる決断だったように思います(私もこういうことをブログとはいえ、アップするのは少しの勇気が要りますが…)
つまり《ステサン》の悩みは雑誌、新聞といった活字メディア全体の問題でもあるのです。特にその業界でオーソリティーな位置を占めている媒体ほど、その地位低下が激しいのではないか。雑誌が売れない、雑誌で取り上げても商品がそもそも売れない、広告が減る、部数も減る、ブログなどインターネットが氾濫させる情報過多によって相対的にその地位が脅かされる、低下する、引き摺り下ろされる…、まったくもって負のスパイラルです。
一体どうしたら雑誌メディアは存続し得るのか?
私の考える打開策は、劇的な世代交代です。だから《ステサン》さん、私みたいな新参ライターを使うべきです!などと具申したい訳ではなくて(笑)、私なぞでなくてオーディオ専業に近い形のライター陣は少しはいる訳で、そういう人材を大いに使って大胆にこれまでの雑誌像を打ち破るトライをしてゆくことが必要なのではないかと思います。
変わることに躊躇していると、いつのまにか時代の波に呑み込まれて海のモクズと化すほかないのが雑誌、そしてまた新聞といった活字媒体が置かれた状況です。
とにもかくにも新陳代謝を行っていかなければ雑誌の未来はないのではないか。また個人的な意見としては、オーディオライターでなくても文筆のできる人なら誰を使ってもよいのだと思います。要するに文章が書けて、確かな視点を持っている人なら、もうそれでOKに違いないと。
だから《ステサン》の最新号が、芥川賞ほか各文学賞を受賞されていて早稲田大学の教授でいらっしゃる堀江敏幸さんや、同じく慶応大学で教鞭をとられるクラシック音楽評論家の許 光俊さんに執筆を依頼されているのは大変に“あり”だろうと思うのです。
お二方となれば、ややもすると「『考える人』誌(新潮社刊)と見間違うやないかい!文芸誌かいな」となる気もするのですが、製品の技術解説の傍ら、一方で徹底して良質な寄稿を読ませようというスタンスには好感を持ちます(生意気に恐縮なのですが)。先々に向けた息吹みたいなものを感じます。オーディオ評論の諸相の中で、一分野として文芸化が進んでいくことに私は大賛成です。
* * * * * *
今回は実に勝手な雑誌批評、個人的な提案になりましたが、オーディオ誌にせよクルマ雑誌にせよ、どの雑誌も個性が誌面にアウトプットされていて、お互いの競争が激しいのが最もよい状態と私は信じて疑いません。
《過去の投稿》
●私、雑誌の味方です
●私、雑誌の味方です《その2》~二玄社『NAVI』最終号~
続いて、次の5月号の予告が『ステレオ』誌のホームページに出ております。
http://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/stereo/index.html
次回の特集(※以下)は、私の方から編集部さんへ色々と企画提案申し上げる機会が与えられまして、何とかそれが誌面へと結実する運びと相成った、というところであります。ここに至る編集部さんとのやり取りはなかなか大変でしたが、出産予定はもう組まれましたので、あとは無事に出産するしかありません(笑)。
もちろん各評論家の方が寄稿されて企画は構成されるのですが、言い出しっぺの私にもページは少し割り振られますので、これは安産させたいと思っております。
明後日はその取材に行く予定です!ご興味のある方はぜひお見逃しなく!!(4月19日発売予定です)
※Written By ITSUNIRE -----------------------------------------------------
Stereo(ステレオ)次号予告
●特集1「こんな時どうする?~急なトラブル対処マニュアル~あなたが困った、よくあるトラブルに処方箋出します!(仮)」(20ページ予定)
普段、さしてメンテナンスを施すこともなく順調に稼働していたマイシステム。ところが急に調子が悪くなると、つい慌ててしまうものです。故障やトラブルは個々のシステムによってケースバイケースだろうし、もし修理となれば販売店に受け付けてもらったり、メーカーのサービスセンターがあればそこに依頼したりするものですが、まずは自分自身でどの機器がトラブルなのかを特定しないとなりません。その確認の仕方は、いざトラブルに見舞われると焦ってしまって意外に分からなくなってしまうものではないでしょうか。
そこで、どうやって自分で確認をすればよいのか、そして判断を下すステップを紹介します。オーディオ歴数十年のベテランの方には復習の意味を込めて、またエントリーユーザーの方には、いざという時のための「トラブル対処マニュアル」として家の中に常備しておいてもらえれば、というのが本企画の狙いで、読者の皆さんのトラブルシューティングに少しでも役立つことがあれば幸いです。
http://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/stereo/index.html
次回の特集(※以下)は、私の方から編集部さんへ色々と企画提案申し上げる機会が与えられまして、何とかそれが誌面へと結実する運びと相成った、というところであります。ここに至る編集部さんとのやり取りはなかなか大変でしたが、出産予定はもう組まれましたので、あとは無事に出産するしかありません(笑)。
もちろん各評論家の方が寄稿されて企画は構成されるのですが、言い出しっぺの私にもページは少し割り振られますので、これは安産させたいと思っております。
明後日はその取材に行く予定です!ご興味のある方はぜひお見逃しなく!!(4月19日発売予定です)
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愉しみ、音楽はなかでも特にJAZZ(ジャズ)を聴きます。
《お知らせ》直近の雑誌寄稿
→左記、カテゴリー《メディアへの寄稿》からご覧下さい
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///聴かずに死ねない!JAZZライブ盤。現代JAZZの、ある到達地点に違いないです///
●詳細はこちらから(amazon)
The Winners/Live at the Dolder Grand Hotel, Zurich/TCB/2001
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M's Bar/男の書斎には、クルマやテニスなどの話題が中心のもう一つの別室ブログを設けています。
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