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オーディオ、音楽、建築のほかメディア評、書評や日々の雑感など、ジャンルごった煮でお届けしています。
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 パイプをくわえた肌艶のいい不可侵のお爺さんが主筆を務める報道機関が、手前味噌な事柄で色々と紙面を割いているという。だがしかし、よく考えてみて欲しいのだ。いくら「真に受ける」ことがまかり通る世の中になったとはいえ、ナンボ何でもあの客員講師の話を「真に受けて」1面にスクープとして「つい」載せてしまったとは考えにくい。

 社内の派閥争いが裏面にあるのではないか。あの記事を現場から上げていく際に、中間セクションの各人間がALLスルーをかましたような気がするのだ。関与した人間は責任を取らされて任を外されるリスクがあるものの、最終的には編集局長の首が飛ぶということになろう。目的はそこにあったのではないか。現局長筋の一派を掃討することを目指した自作自演であるような気がしてならないのだが、いかがだろうか。
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 先日のこと、サッカー日本代表、ワールドカップアジア最終予選、ホームで二戦して快勝の試合をテレビ観戦していて思いついた。

 仕事というのは、“野球”ではなく“サッカー”だと心して取り組まねばならないということだ。

 我が職場は野球人の集まりである。それぞれが役割を果たすのはよいが、フィールドを縦横無尽に動き、選手同士が有機的かつ自律的に連係しながらゴールを目指す、ということが全く出来ない。ホームベースから進む方向は一塁なのだと決めつけている人間のいかに多いことか。ある種の思考停止に陥っている。

 これまでは“野球的な意識”で特に問題はなかった。野球はピッチャーが打者へとボールを投げ、キャッチャーがそれを受ける。キャッチャーとピッチャーが交代することもなければ、攻守が瞬時に切り替わることもない。選手は二塁手なら二塁手のスペシャリスト、外野手とサードのどちらもできる選手というのは非常に少なく稀有な存在となる。

 仮に我々がプレーしているのが“野球”のままだと仮定しても、一塁ではなく三塁に走ることも検討したり実施したりせねばならない。しかし三塁に走そうとする者は忌み嫌われる。ランナー一塁の時は送りバントをして、さあ次はヒットエンドランだと作戦を立てるのは構わないが、それを考えている合間に世の中の状況は時々刻々と変わってしまう。いちいちベンチの指示を伺っている時間的猶予はない。ひとたび試合になれば、各自が瞬間的に判断を下し続けて、45分間走り続けなければならない。サッカーに“タイム”はないはずだ。状況が悪いからと言って“ちょっと待った”をすることはできない。断続して時間は流れ、試合の途中で一時停止することの少ない、厳しいゲームなのだ。

 野球人は往々にして、厳格なルールを守り、従来のルールを順守するプレーヤーを尊ぶ。ルールを逸脱するプレーヤーには“ダメ”の烙印を押して済ませ、自らはバッターボックスに立つことすらなくベンチからヤジを飛ばすのが得てして好きである。安心、安全を旨とするのはご自由だが、世の動きへの感応が極端に低いと言わざるを得ない。

 今こそ自分達が興じるゲームは“野球”なのではなく、“サッカー”であると知るべきだ。点を取りにゆけねば勝利はない。攻撃が最も重要だ。だが攻撃ばかりでは世事は成り立たない。時にはディフェンスも大切だろう。我々が立っているグランド、フィールドにおけるルールは変わりつつある。いつまでも“野球”にこだわっている場合ではない。
 震災から一年が経って、普段の仕事ではまるで震災などなかったように、深刻な原発事故など起こっていないように過ごしているが、さにあらず。想像力の欠如というのは恐ろしい。東北では復興の進んでいない地域も多くあるであろうし、苦しんでいる住民の方も沢山いる。実際に被災地へ行った訳ではないけれど、そうに違いないことはそうに違いない。

 震災以前と以後でこの日本はやむなく大きく変わってしまったのだから、それには対応せざるを得ない。震災以前からの経済不振、少子高齢化の流れも加味して考えれば、それぞれの人間が自分の人生の規模をダウンサイジングするしかないのではないだろうか。某知事が云うところの「我欲」を抑えるしか、手立てはないように思える。

 かと言って、まさか電気のない時代に逆戻りすることも出来ない。無駄を省き、身の丈にあった、地に足ついた生活を送るということだ。バブリーな行動、言説、性向はもはや石器時代の彼方へと押しやらねばならない。時代錯誤な人間は置き去りにされるようなことになってゆくだろう。

 やや悲観的かもしれないが、震災から一年が過ぎて、この思いは強まるばかりだ。
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