■◎オーディオのこと
[2025/01/22] [PR] (No.)
[2007/11/13] ●[24]JBL 4311A/191113 (No.91)
[2007/07/15] ●【13】雨の福音 (No.48)
[2007/06/10] ●【09】コニシスアンプとウィルソンスピーカーの邂逅 (No.26)
[2007/06/05] ●【08】ルームアコースティックとインテリアとしてのオーディオ (No.22)
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JBLの4311Aを導入しました。
正確に言うと、ウーファーは2213ではなく、71年に発売した4310のウーファー123A(アルニコ)であり、スコーカーは77年発売の4311AのLE5-2(アルニコ)、同じくトゥイーターは79年発売の4311BのLE25-2(フェライト)という具合なので、4310と4311A、4311Bの混血で純血種ではないということになります。
トゥイーター以外はアルニコで、79年の4311Bになると全てのユニットがフェライト化するので、狙いはやっぱり4311A以前ということでした。
設置場所を色々と検討していましたが、小さな録音スタジオの調整台をイメージしてレコードラックの上に置こうと思っています。
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ただいま、午後11時50分。台風4号が北上中で四国、九州などが暴風域に入った。
こちら東京も一日中、雨だった。家人が旅行中のため、昼から思う存分レコード三昧であった。雨は好都合だ、大音量を雨音が消し去ってくれるから。
昔から雨の日に車を運転するのが好きだった。なぜだろう。車が雨に濡れるのから守ってくれる頼もしい相棒のように感じるからかもしれない。家にいれば、それは快適で心地いい揺り籠となる。
外出するのが億劫だ。かろうじて、クリーニング屋に行ってシャツを取って来たり、定食屋に飯を食いに行くのがせいぜいだ。休みの日の雨というのは、こういう何でもない日常の中で、家人やら音楽やらから多くの滋養をもらっていることを、部屋で上手に分からせてくれるような気がする。
吸音材を縦に二つ並べてみた。これまでは一つだけ置いていたので床から音が出て来る感覚があった。二枚にすると当たり前だが、音を吸収して発する位置が高くなる。オーディオコンポーネントには背の低い椅子に座って相対しているのだが、眼の前で演奏しているというよりも、オペラのホールではないが、中二階席から見下ろしているようなところがあった。オヤイデの電源プラグが入っていた小さな円柱状の箱の上に設置して、だいたい70センチくらいだ。床から耳の高さが、測ってみるとだいたい85センチだからまずまず丁度いい具合だ。
ジャズばかりで、ちょっと耳疲れしたところで竹内まりあの『デニム』をCDでかける。ラジカセみたいな装置でもそこそこ良く聴こえるように録音アレンジされたアルバムというのは再生が難しいなあ、と思っていたら何となくアナログライクでぼちぼちの音が出て来た。理由は分からないけれど、これも雨のせいなのだろうか。
近日、メーカーと流通の立場が逆転しつつあるという。コンビニエンスストアのセブンイレブンは日本全国に巨大なフランチャイズ網を張り巡らし、POSシステムを以ってして、いつどの店でカップラーメンが何個売れたかを瞬時に本部が把握するらしい。メーカーが作った試作品のカップラーメンに駄目を出し、精度の高い顧客ニーズを進呈して、メーカーはそれに基づいて新製品を練り直す。コンシューマーとの窓口であることを武器に、いま流通がメーカーを伸すほどの勢いである。
オーディオユニオン。マニアを魅了してやまない専門店だ。ホームページによれば、ディスクユニオンを含めたユニオングループとして首都圏17地区に50店舗を構える。従業員はアルバイトを含めて600人を超えるらしい。オーディオ&ビジュアルの販売に特化した流通グループである。
ここに『ステレオサウンド』誌2004年4月号(No.150)がある。オーディオユニオンの広告ページを見ると、「オーディオユニオンお茶の水店新ビル、堂々オープン」と華々しく謳っている。随分と以前から、お茶の水の駅前に「audio union」の緑色のネオンが灯っていたような気がするが、そんな昔のことでもなかったようだ。いま街中を歩けば若者が黒地に「disk union」と赤文字で抜かれた商品袋をぶら下げているのを、必ずといっていいほど目にする。伸張著しい流通事業者な訳である。
然らば納得もいく。
さすがというほかなかった。いや思わずその場で「このアンプ、スピーカーとCDプレーヤーのセット、まるごと買います」と言いそうになった(いや買えたらどんなにいいことか・・・)
コニシスのアンプ<TYR1213、TYR1214 ※6月3日付けブログ>とウィルソンオーディオのスピーカー<システム8 ※5月26日付けブログ>がペアになって、オーディオユニオンお茶の水店3階のハイエンドコーナーに設置されていたのだ。ユニオンのオーディオパッケージ提案力には脱帽である。別に金を貰っている訳でも何でもないのだが、オーディオユニオンに賛辞を送りたい。こういう組み合わせをさらっと商品陳列できるのは、どう考えたって心憎い。まずは音がどうこうなのではない。見た目のことだ。どうしてだか分からないが、オーディオ製品というのは工業意匠がどうしても二の次になる傾向が強い。そして、それに釣られるようにユーザーもオーディオ機器同士の“素材の質感”を揃えるとか、使用する空間の中での“色目”をコーディネイトするとかいったことには、概ね頓着しない。むろん、いい音を聴くことさえできれば他に撞着する必要はないのかもしれないが、僕はオーディオの亜流に立とうという者がゆえ、それには汲みできない。
まず、音の前に“見てくれ”だ。
コニシスアンプのサンドブラッシュ加工が施されたフロントパネルの“赤”とウィルソンスピーカーの高級車を塗装するのと同じレベルの設備で塗られたという“赤”は、見事にマッチしている。オーディオは組み合わせの芸術などと高らかに宣言する人もいるが、この二つを共に置いた時の“見掛け”は、間違いなく良い。こういうのを“センスが良い”というのだ。
では、肝心の生まれいずれた音はどうだったのか。
「ちょっとびっくりした」。言葉にすると何とも間抜けな表現ではあるが、驚いたのだ。なぜ両者を引き合わせたのか、オーディオユニオンの朝倉さんへ聞くと「コニシスのアンプに合うスピーカーを探してJBLなんかにつないだりしたのですが、あんまり合わなかったこともあって、たまたまウィルソンに変えたら“ドンピシャ”になった」とのことであった。偶然とは恐ろしいものだ。意図していないのに、ベストとも思える組み合わせになってしまう。夫婦みたいなものである。
昨年のインターナショナルオーディオショーでもよく聞いた覚えのある『CAROL KIDD/ALL MY TOMORROWS』の7曲目「When I dream」が事の外、たおやかに聴こえた。生っぽいというか何というか、彼女は“そこにいる”のである(手嶋葵の時(※)もそう、“あそこにいる”という感じであった。アンプは違うけれど ※5月26日付けブログ)。ウィルソンの音像の定位というものも凄いのであろうが、それを支えて違和感なくドライブさせるコニシスもまたアッパレである。
“こういう風な音を将来的には聴きたいなぁ”というのをずばっと出されてしまい、ちょっと困った一日となってしまった。
まだまだやるべきことが山積みである。オーディオの話だ。何となく落ち着きつつある現況のシステムではある。この“現状をキープしよう”というコンサバティブな性根というのは、大人の世界では受け入れられやすい志向ではあるが、理想郷へと至る暗夜行路では邪魔となるものだ。棘(いばら)の道をあえて歩くのは、現状を打破し続けたいという欲求があるからであって、それこそが荒地を分け入っての進軍を支えるのである。装備は少ない。細腕かもしれない。頼りは、まだ誰も見たことのない景色を眺めたいという気持ちだけだ。“なぜあんな恐ろしい生死の境の中に生きる事を僥倖しなければならない運命にあるのだろう”(有島武郎『生まれいずる悩み』)。
大風呂敷を広げたが、内実はたいそうなものではない。コンポーネントの更新もしたくてたまらないし、静寂の間の調音だって事足りている訳ではない。フランスのFREA・CUBE(黒)という吸音材を使って、部屋のコーナーに沈殿しようとする低音を処理している。対のスピーカーの中央にもFREAのCarreレギュリエ(チャコールグレー)を置いていて、うまく真ん中に音は集合するが、いかんせん30cm角の吸音材では音のまとまりが何とも小さい。できれば、例の難解至極なフラクタル関数を応用した、拡散吸音反射材であるQRDのディフューザーかディフラクタルを設置したいと前から思っていた。ただなかなか値も張るので、先ずはFREAで応急処置を施しているのである。
ただ、吸音材製品は深刻なデザインデッドな状況にある。インテリアとしての機能を果たすのは、まことにFREAくらいなもので、他社品についてはまあ見た目は度外視して、先ずは音をきれいに調整しますからインテリアとしてどうこうなんて言わないでちょ、みたいなものばかりだ。だから自ずと雑誌などに出てくるマニアのオーディオルームというのは総じて趣味があまりよろしくない。弩級のプロダクトが並んだ圧巻の光景も、引きで全体を撮るとあれれということになりかねない。そんなにお金をお持ちならば、ちょっとだけでいいんでインテリアにも回してはいかがでしょうか、と言いたくなる。僕だって人のことを言えた義理ではないけれど・・・
●関連ブログ(過去ログ)
『インテリアとしてのBICYLE』
※6月7日付けブログ
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