忍者ブログ
オーディオ、音楽のほかメディア評、書評や日々の雑感など、ジャンルごった煮でお届けしています。
[131]  [128]  [127]  [126]  [125]  [123]  [122]  [120]  [155]  [116]  [115
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 昨年の9月の終わり以来だから半年振りに、再び宴と相成った。コニシス・小西所長と吉祥寺で待ち合わせて、47研・木村所長の工房へと向かった。小西さんは行くのが初めてという。私も久方振りに訪問した。ここは不思議に落ち着く空間で、何と言うか子供の玩具部屋みたいな雰囲気で、雑然としていて、かといって秩序がない訳ではない。そしてまた、古びたライトなんかが無造作に置かれていて、無骨なのだが迫って来ない設えだ。悪くない。途中、指揮者を生業とするという人が試聴にやって来たが、そそくさと帰っていかれた。それから木村さんにビールを渡されて、断るのも失礼だから呑み始めた。すると当然、早くしっかりと飲りたくなって来る。まだ6時前だ。

 連れ立って地下のビアホールへと降りた。今回は別に飲み会を記事にするなんて馬鹿げたことはしないから、私の方も多少エンジンが暖まってくれば言いたい放題だ。かぱかぱと焼酎のソーダ割を呑めば、舌の方も滑らかになってくる。内容についてはよく覚えていない。アルコールは働いた無礼と記憶を綺麗に流し去ってくれる。確か、小西さんに随分と噛み付いていたような気がするが、それすらも定かでない。
 
 ただ一つ言えるのは、私は相変わらず<アジテーター>であったということだ。こちらはオーディオのド素人だから、二人の前では鬼ゴッコの「お豆」みたいな存在だ。鬼にタッチされても、鬼という役割を担うことを免除された永遠の少年であることを担保に、どくどくと議論を吹っかけていく。さすがに衝突事故になる直前には、話題を違う方へ放り投げたりもするが、まあ<青臭いアジ>もここに極まれりであろう。今回は寝不足が祟って、酔いの度合いも深かった(いや、いつもの通りか・・・)。
 
 こうやって書いているうちに思い出して来た。外人が見た日本製品のイメージについてだ。「メイド・イン・ジャパン」は壊れなくて値段がこなれていて、信頼性が高い。ホンダのバイクやソニーのテレビ的イメージだ。これはこれで勿論間違っていない。ただ私としてはそれとは別に、<箱庭的なミニマリズムを体現して、小さくて機能が充満していること>に海外は「日本」を見るのではないか、と思っていた。前回の飲み会の話の続きだ。海外のオーディオシーンと日本のそれとを比較してもらった折から、気になっていた。スモールテクノロジーを駆使し、かつ機能的であることに「日本」を感じる面があるのではないか、と。木村さんによれば、そういう製品にしてやろうとか、そう感じて欲しいとかいうことはないけれど、おそらく間違いなく自分の製品に対して、海外は「日本的であること」を見出しているだろうという。やはり、軽くて小さくデザインコンシャスであることにオリエンタリズムというか、ずばり「日本」を感じているのだ。
 
 枯山水や浮世絵のように緻密さと大胆さが捻じり込まれて同居する独特な世界観に対してだ。あるいはゴッホやマネが浮世絵に影響を受けたというのも、そのようなことなのかもしれない。
 
 ジャパニーズコンパクトが海外から評価を受けるというのは、これは実に私は喜ばしいことなのではないかと思うし、そういう個性がないと世界と対峙するなんてことは不可能なのではないかとも思う。いずれの分野も同じであろう。イチローの姿形は、まるでかつてのウォークマンのようではないか。

追記
お二方へ。去り際に何度も握手をし、挙句の果てにハグまでしたのは、実に居心地よく楽しかったからであります。何卒ご容赦のほどを。

にほんブログ村 音楽ブログへ

にほんブログ村 エッセイ・随筆
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
UNICORNさん
コメント頂きまして有難うございます。なるほど、<細部に神は宿る>ですね。<日本らしさとは何か>というのは、とても興味のそそられるテーマで、ここに書くと長くなってしまうので別項にします。ちょっと本歌取りになっていないと思いますが、、、
itsunire 2008/04/01(Tue)00:35:54 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
なし
性別:
男性
自己紹介:

powerd by


最新コメント
[08/15 yrndmifoaj]
[08/15 ekckyuobwa]
[08/14 clqoizbepn]
[07/19 azart47]
最新記事
最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター


お天気情報
フリーエリア
建築家の設計による狭小住宅からブログ発信中。
地下の書斎でオーディオを
愉しみ、音楽はなかでも特にJAZZ(ジャズ)を聴きます。

《お知らせ》直近の雑誌寄稿
→左記、カテゴリー《メディアへの寄稿》からご覧下さい
-------------------------------
///聴かずに死ねない!JAZZライブ盤。現代JAZZの、ある到達地点に違いないです///

The Winners/Live at the Dolder Grand Hotel, Zurich
●詳細はこちらから(amazon)
The Winners/Live at the Dolder Grand Hotel, Zurich/TCB/2001

-------------------------------


M's Bar/男の書斎・別室

M's Bar/男の書斎には、クルマやテニスなどの話題が中心のもう一つの別室ブログを設けています。
バーコード
Copyright © M's Bar/男の書斎 All Rights Reserved.
Powered by Ninjya Blog / ブログテンプレート by naminorito
忍者ブログ [PR]
[PR]Samurai Sounds